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バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ、松山淳著、767円(税込)、新書、248ページ、ソフトバンククリエイティブ、2013年7月
バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ、松山淳著、767円(税込)、新書、248ページ、ソフトバンククリエイティブ、2013年7月
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 変わったところでは、チームのキャプテンとしてメンバーの心を一つにしていく「AKB48」の高橋みなみの行動にも、松山氏はトリックスター・リーダーシップの典型を見出している。

 イメージが湧きにくいトリックスター・リーダーシップを読者が理解できたところを見計らい、松山氏は、どうやってトリックスターに成長していくか、どうやって化けていくかについて五つの考え方を指南しているのだが、この本書の中核は読んでのお楽しみとさせていただく。

 一つだけヒントを明かしておくと、松山氏は「無私の精神」や「大我」などという立派なことは決して言わない。むしろ「小我」の存在を肯定しつつ、「大我」と「小我」が葛藤しながらも共存しているアンビバレントな心的状態を肯定している。

 リーダーとして必要な能力を一つひとつ身に付けることは、ゴールの見えない旅路のようなものかもしれない。長旅に疲れたとき、リーダーとして一皮むけるためにどうすれば良いかを本書で学んでみてはどうだろうか。

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■著者紹介
浅沼ヒロシ(あさぬま・ひろし)
ブック・レビュアー。
1957年北海道生まれ。
日経ビジネス本誌、日経ビジネスオンライン連動企画「超ビジネス書レビュー」(2011年9月終了)のほか、「宝島」誌にも連載歴あり。
ブログ「晴読雨読日記」、メルマガ「ココロにしみる読書ノート」の発行人。
著書に『泣いて 笑って ホッとして…』がある。
ツイッターアカウント:http://twitter.com/syohyou