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 植物繊維をナノレベルまで微細化することで得られる枯渇の懸念のない植物由来の繊維。それがセルロース・ナノファイバー(CNF)だ(図1)。

セルロース・ナノファイバー(CNF)
図1●セルロース・ナノファイバー(CNF)
直径数十nmのCNF。写真:星光PMC

 密度は鉄鋼の1/5。それでいて強度が同5倍以上という軽くて強い繊維だ。しかも、熱による寸法変化もガラスの約1/50と小さい。これを樹脂に添加することで、軽量・高強度で熱による寸法変化の小さな複合材料(CNF強化樹脂)を実現できると期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、このCNFを樹脂に均一に分散させることで、樹脂の強度を3~4倍に高め、かつ熱による寸法変化を2割程度に抑えることが可能。自動車の車体重量のうちの約9%(約110kg)を占めるとされる樹脂部材をCNF強化樹脂で置き換えれば、約20kgの軽量化を実現できるという。