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世界は2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議、小島寛之著、945円(税込)、248ページ、講談社、2013年8月
世界は2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議、小島寛之著、945円(税込)、248ページ、講談社、2013年8月
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 数学的な証明と解説は本書をご覧いただくとして、私の脳裏に浮かんだのは、ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこ氏のエッセイ本のタイトル『そういうふうにできている』である。

 不思議に思える数の性質は、誰かが作ったものではなく、最初からそういうふうにできている。科学の歴史は、宇宙のはじまりと共にある法則を、数学者が一つひとつ発見、証明してきた記録、という見方もできるのだ。

 いやいや、数だけでない。自然界の法則も同じだ。

 ガリレイが発見した落体法則では、落下距離は落下時間の2乗に比例するし、ケプラーが惑星の軌道について発見したケプラーの第1法則に登場する楕円の方程式にも2乗が登場する。そしてそして、アインシュタインが導いた質量エネルギーの式「E=mc2」にも2乗が登場する。