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リスクを取らない「日本のリスク」

 後半の質疑応答の時間になると、参加して頂いた方から様々なご意見を頂きました。参加して頂いた方々の年齢やポジションは様々で、所属しておられる組織も大手企業から中小企業、個人企業、官庁までバラエティーに富んでいました。素晴らしいことに参加者のみなさんの共通項として私が感じたことは、問題意識の高さでした。

 自ら考えるよいものと市場の求めるよいものとの乖離についての疑問や、リスクを取ってビジネスに勝っても給料が変わらない現状についての不満、リスクを取らないことに起因する「日本のリスク」の認識の必要性や、発展という側面ではリスクそのものが重要であるという持論など、実に様々な意見が出てきました。

 B2Bビジネスなどで成功している、例えば建機などのビジネス・モデルと家電メーカーが日本のビジネス・モデルやモラルまでをそのままアジアの新興国に持っていこうとしたことについての違いについてもご意見が出ていました。これについては、B2Bのビジネスは今まで同様どんどん進めて頂きたいのですが、B2Cビジネスで停滞していることが大きな損失に繋がるのではないかというお話を先程の日本とは対照的なシリコンバレーの事例と比較してさせて頂きました。