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 もちろん、ギネス世界記録の取得は商品によって向き不向きがあります。ただ、多くの商品開発の現場では、どちらにしても「もっと小さく」「もっと軽く」という活動を日常的に進めているものです。であるなら、それを効果的にユーザーに伝える手段としてギネス世界記録を活用するのは得策だと思うのです。

 ただし、ここで気をつけなければならないことがあります。ギネス世界記録がヒットの手助けとなるのは、あくまでその特徴がユーザーにとって有益である場合のみです。例えばナノファルコンは、機体が小さいので、狭い部屋の中でも自由に飛ばせるという利点があります。こうした利点がギネス世界記録の内容と直結していることがヒットの条件になるでしょう。

 加えて、認定取得は商品を開発する技術者にもプラスになると考えられます。僕も商品開発を手掛ける技術者だったのでよく分かるのですが、目標を明確にすると、それを達成するまでに掛かるコストや労力を小さくできます。闇雲に小型化や軽量化に取り組むよりも効率的に最大のアウトプットを出すことができます。

 今回のWeb版ではギネス世界記録の活用に着目しました。雑誌版ではもっと多面的な分析を展開していますので、ぜひ読んでみてください。なお、「美崎栄一郎のヒットの謎解き」雑誌版はPDFでご購入いただけます。詳細はこちら