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よい製品とは何か、ジェイムズ・L・アダムズ 著、 石原 薫 翻訳、1,890円(税込)、四六判、290ページ、ダイヤモンド社 、2013年5月17日
よい製品とは何か、ジェイムズ・L・アダムズ 著、 石原 薫 翻訳、1,890円(税込)、四六判、290ページ、ダイヤモンド社 、2013年5月17日
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 「よい製品」の条件として「品質がよい」ことは不可欠だろう。では、「品質がよい」とはどういうことか。かつて複数の企業や研究機関に技術者として勤務し、現在は米StanfordUniversityで教鞭を執る筆者が、同大学での講義を通じて考察した内容をまとめたのが本書だ。

 筆者が「技術書ではない」と記しているように、体系的に品質が論じられているわけではない。しかし、扱うテーマはコストや性能といった技術者に身近なものから、美や感情、文化にまで及んでおり、品質を構成する要件が広大かつ複雑であることを思わせる。

 以前の米国は「自国製品こそ世界一」という自負があったが、日本に席巻された。米国の自動車メーカーに在籍していた筆者には、そうした歴史も「よい製品」を追究する原動力となっている。翻って、新興国の猛追を受ける現代の日本にこそ必要な考察なのかもしれない。

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