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 台湾電子産業の各製品分野における代表的企業44社の2013年10月の売上高は対前年比(YOY)+3%、対前月比(MOM)+2%だった。1~10月累計売上高はYOY-3%と依然マイナス成長である。

 台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業、通称:Foxconn)の10月売上高は3826億2100万NTドル(YOY+13%、MOM+13%)。2013年は、全体の増収率に対してマイナス寄与の月が多かったが、米Apple社の「iPhone 5s/5c」、特に「5s」の出荷本格化でプラスに寄与した。なお、同社の1~10月累計売上高はYOY-3%と、全体のYOY-3%と同水準となっている。

 応用製品別では、Hon Hai Precision社を含む部品は1~10月累計でYOY-3%だった。1桁マイナスのものではノート・パソコンが1~10月累計でYOY-8%、デスクトップ・パソコンが同-6%、プリント配線基板が同-0.4%、TFT液晶パネルが同-0.1%。タッチパネルは、比較対象となる2012年の同月売上高水準が高いこともあって同-12%である。一部製品を除いてコンシューマ向けの最終製品の生産・販売が総じて振るわない現状を反映している。

 一方、2桁増収となっているものでは、DRAMが1~10月累計でYOY+29%、ファウンドリ前工程が同+16%、太陽電池同+19%、LEDが同+10%である。その他1桁プラスが、マザーボードが同+4%、受動部品が同+1%と、川上の部品系の多くがYOYプラスとなっている。しかしながら、最終製品の生産見通しが弱含みである状況で、部品のみが好調を維持することは考えにくく、実際、ファウンドリ、LED、液晶パネルなどは成長モメンタムが弱まってきている。