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 ITベンチャー企業のグラモ(glamo)という社名は「グラマス(glamoros)+モバイル(mobile)」を組み合わせた造語だ。「もっとワクワクする、魅力的なモバイルシーンをつくりたい」という後藤氏の思いを表現したものだ。

 後藤氏はグラモを足場に「先進テクノロジーによって、みんなの生活をもっと便利に、もっと自由にするという体験を提供したい」という思いを実現するための事業を展開し始めた。

 後藤氏は、中学生や高校生のころから自分の手で発明品を世に送り出したいと考え、「いずれは自分の会社から発明品を製品化したい」と考える起業家の卵だった。そして、中校生のころには「当時のパソコン通信などを駆使して、現在の“ネット通販”の先駆けのような商売に手を染めていて、商売人としての気質を早くから発揮していた」と明かす。

 中学生や高校生のころから起業を考えていた後藤氏は、グラモの創業前まで勤務していたITベンチャー企業では、IT系のサービス事業の仕事を通じて、ソフトウエアの書き方からITベースのサービス事業の仕組み、事業収益構造などと、さまざまなことを学んだ。

 Apple社がiPhoneを発売したのは、後藤氏が2001年に転職したITベンチャー企業に勤務していた2007年1月。その後もApple社は次々とiPhoneの新機種を発売し、後藤氏はそれを見続ける中、その画面の美しさと使い勝手の良さに魅了される。そして同時に、「Apple社がiPhoneアプリケーションを求めるオープンな姿勢を表明したことがとても気に入った」という。

 後藤氏はITベンチャー企業に勤務しながら、起業に向けてさまざまなアイデアを練っていた。その中の1つが、iPhoneを情報操作の端末として利用するものだった。これが家電製品などをネットワークを利用して外出先から操作するiRemoconを誕生させるきっかけになった(図1)。

図1●音声で家電機器などをオン・オフできる機器「iRemocon」
写真:グラモ
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