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 家庭において、さまざまな家電製品をそれぞれのリモコン端末によって別々に操作することは煩わしい。後藤氏のそうした思いから浮かんだのが、iPhoneを情報操作の端末として使うという先のアイデアだ。そして、2011年7月、後藤氏はそれを具現化したネットワーク型リモコン端末iRemoconの発売にこぎ着ける。

 iRemoconを使うには、まず赤外線通信によって家電製品などを操作できるようにするために、各家電製品のリモコン通信の仕方を覚え込ませる。次に、iRemoconを自宅の無線LANルーターと接続するという家庭側での準備を済ませる。

 さらに、グラモのWebサイト内にある「iRemoconサイト」から「UIデザイナー」というアプリケーションを、自分のiPhoneやタブレット端末「iPad」にダウンロードする。これにより、iPhoneやiPadからiRemoconを通じて自宅の家電製品を操作できるようになる。

 iPhoneのディスプレイ画面上に作成される操作画面も、その壁紙や操作ボタンを自分専用に作り替えれれるように工夫を凝らしてある。

 iRemoconでは、家電製品に赤外線を送る送信部には「高出力で広角度な赤外線LEDを採用し、赤外線の受信部には広帯域の赤外線センサを採用した」という。その受信部の赤外線センサには、「独自に開発した学習機能を盛り込んだので、使い勝手がとててもいい」と、後藤社長は語る。

 グラモがiRemoconを開発し販売したことを、後藤社長がプレスリリースとして公表すると、大手新聞紙や有力雑誌の各編集部は、自宅の家電製品を遠隔操作できる面白い機能の商品だと評価する記事を掲載してくれた。それにより「広く知らせることができ幸運なスタートを切れた」(同氏)という。