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会社規模が小さいために、他社との事業提携を積極的に推進

 グラモは後藤氏を含む役員3人と社員2人から成る少数精鋭の小規模な会社だ。社員2人のうちの1人は営業マンであり、もう1人はソフトウエア開発者である。自社の事業を強化するために、積極的に他社との事業提携を進めている。

 例えば、2012年10月にケイ・オプティコム(大阪市)と提携し、同年11月から同社が実施している「eo音声コンシュルジュmia」の連携機器に、iRemoconを採用された。これによって、ユーザーが、eo音声コンシュルジュmiaのキャラクターに話しかけると、音声によって対象となる家電製品などを操作できるようになった。

 2012年2月には、ビートコミュニケーション(東京都港区)と提携し、同社が提供するSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)の「ビートシャッフル」とiRemoconを連携させて、オフィス機器や家電製品などを操作するプラットフォーム技術の共同開発を始めた。

 2012年4月には、ホンダが開発している「Hondaスマートホームシステム」(HSHS)の中核技術である総合的エネルギーマネジメントシステムの「Smart e Mix Manager」に組み込む家電製品の制御装置として、「グラモのiRemoconが採用され、その利用技術の実証実験を始める」と、発表した。具体的には、グラモのiRemocon親機とiRemocon子機が連携して、家の中の広い部屋(つながった部屋)でも、家電製品などを操作できるようにするものだ(図2)。iRemocon親機とiRemocon子機は無線通信によってつながっている。

図2●「Hondaスマートホームシステム」の実証ハウスに配置されたiRemoconの子機(プロトタイプ)
実証ハウスはホンダがさいたま市桜区に建てたもの。iRemoconの子機だけでなく、親機も設置されている。
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 ホンダは、さいたま市が推進する「E-KIZUNA」プロジェクトに参加している。その一環で、「ホンダはHondaスマートホームシステムの実証実験を行う実証ハウスを埼玉大学の隣接地に建てた。その実証ハウス内でiRemocon親機とiRemocon子機が連携して家電製品などを操作する実験を行っている」という。