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グラモ代表取締役社長の後藤功氏
グラモ代表取締役社長の後藤功氏

 2013年10月1日から5日間にわたって、千葉市の幕張メッセで開催された最先端IT(情報技術)・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」のホンダのブースでは、「Hondaスマートホームシステム(HSHS)」が展示され、多くの入場者を集めた。電気自動車を所有する家庭の自宅全体のエネルギーなどを管理する未来像を示すために、電気製品やその関連システムと電気自動車までを管理・運用する将来のスマートホームシステムの具体像を魅力的に展示していた。

 Hondaスマートホームシステムを展示したホンダブースの中に、IT系ベンチャー企業のグラモ(東京都豊島区)が開発した、家電製品などを遠隔制御できる車載用アプリケーションのプロトタイプが展示されていた。

 このプロトタイプは、自動車に搭載するカーナビゲーション・システムに組み込むもので、音声認識機能やGPS(全地球測位システム)機能などをパッケージ化したアプリケーションだった。このアプリケーションを利用すると、自宅に戻る前に、電気自動車の車内から自宅の風呂の湯を入れるスイッチや、床暖房やエアコンのスイッチなどをオンにできる。逆に、外出先から、スイッチを切り忘れたエアコンなどの電源を切ることもできる。

 同アプリケーションは、グラモが販売している、音声で家電機器などをオン・オフできる機器「iRemocon」(アイリモコン)を活用して実現したものだ。iRemoconと連動させ、赤外線通信リモコンに対応して操作できる家電製品・システムを動作させる。

 iRemoconは、ベンチャー企業のグラモの代表取締役社長である後藤功氏がほぼ一人で開発した独自製品である。米Apple社のスマートフォン「iPhone」などを用いて、外出先から自宅の家電製品などを制御できるツールとして人気を集めると同時に、その開発元のグラモも脚光を浴び始めている。

 グラモは2011年2月に創業されたばかりのIT系ベンチャー企業だが、その事業価値は既に高く評価され、2013年9月25日に、音声認識事業などを展開するアドバンスド・メディア(東京都豊島区)がM&A(合併・買収)によって、子会社化したばかりだ。その後もグラモの社長を続ける後藤氏は「これによって、これからの事業資金が確保できた」と語る。その後藤氏に、IT系ベンチャー企業を創業した経緯や苦労談などを聞いた。