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 2014年1月1日付けで日経ものづくりの編集長に就任しました大石基之です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 2014年1月号の特集1は、新年特別版として、従来とは一風変わった内容にしました。タイトルは「7つの独創商品に見る ヒットの本質」。日経ものづくりが取り上げるヒット商品と言えば、おそらく読者の皆様は自動車や最先端のデジタル民生機器などを思い起こされるかもしれません。さにあらず。今回は取材先の対象をあえて広げ、異業種を含む幅広い分野のヒット商品から製品開発や事業立ち上げに向けた知見を得ることを目指しました。

 具体的な分野は、鉄道、寝具、ボールペン、洗剤、玩具、スピーカー、アイマスクです。例えば、鉄道で取り上げたのは、JR九州が最近サービスを開始した豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」。この他、フィギュアスケートの浅田真央選手も愛用するマットレスパッド「エアウィーヴ」や、「書いて、消して、また書ける」という特徴を持つボールペン「フリクション」(パイロット)、洗うたびに抗菌力がアップする洗濯用液体洗剤「トップHYGIA」(ライオン)、蒸気で目や肩を温めてリラックス効果を高める使い捨て薄型シート「めぐりズム」などを事例として取り上げました。これだけ多分野に渡る取材になったことから、編集部員がほぼ全員参加の形で記事をまとめました。これらのヒット商品から、製造業にとってどのような知見が得られたのか、誌面にご期待ください。

 特集2は、皆様ご存じの「東京モーターショー2013」報告です。東京モーターショーは、世界にあまたあるモーターショーの中でも、特に先端をいく技術に触れられることで知られています。今回も、自動車分野における「先端技術の祭典」の名にふさわしいものになりました。展示の目玉となったのは、近い将来を見据えた環境負荷を軽減するエコカー技術です。高効率エンジン車と燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)という3種類のエコカーでどのような技術がキラリと光ったのか、担当した近岡記者渾身の内容にご注目ください。

 

 最後に少し手前味噌になりますが、2014年1月号では、特別企画として、日経ものづくりが2013年に開催した、国内の先進的な工場を表彰する「日経ものづくり 強い工場アワード」の受賞工場の責任者のインタビューをまとめました。大賞を受賞したのが、サイベックコーポレーションによる地下11mの金型加工新工場「夢工場」です。審査員特別賞は、FAセンサなどを造っているオムロンの綾部工場が受賞しました。100台を大きく超えるセンサを工場内のさまざまな箇所に設置し、装置や工程ごとに消費電力量と環境データを24時間休みなく計測している工場で、これにより、品質や生産性を落とさずに緻密な省エネ制御を可能にしています。この他、優秀賞を、コベルコ建機の五日市工場、三菱電機 コミュニケーション・ネットワーク製作所の郡山工場、大和ハウス工業の奈良第一工場がそれぞれ受賞しました。今回の特別企画では、これらの工場の責任者に、工場展開の戦略や、グローバル時代における日本のものづくりのあり方などについて詳しい話を聞いてきました。どうぞお楽しみになさってください。