
連載
久保田博南の「医療機器トレンド・ウオッチ」
目次
-
業界が待望する「医療機器法」
医療機器の組合組織である「東京医療機器協会」が誕生したのは、おおよそ1世紀も前のことだ。1911年設立なので、実際には、2011年が100周年だったが、震災の影響で記念行事を2012年に繰り越した経緯がある。その一環として発刊された記念誌が『百年史』で、A4版、350ページに及ぶ豪華本である。これ…
-
韓国の「医療機器法」に学ぶ
隣国である韓国には、「医療機器法」なる法律が存在している。 その事実を聞いて、驚く人は多いかもしれない。加えて、制定年度が2003年だと知れば2度ビックリ、ということになるだろう。
-
「医療機器法」制定への期待
昨今、薬事法改正の話題がにぎやかだ。事の発端は、2011年9月末に出版された『いのちを守る医療機器』(日刊工業新聞社、大村昭人著)。この本において、医療機器にかかわる現行法の問題点が浮き彫りにされた。現在の薬事法こそ、「我が国の抱えるデバイスラグの元凶」との指摘である。