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「ルイ・ヴィイトン」「亀の子束子」はもちろんだが

 先にも述べましたが、通常はそれを冠するだけで高く売ることができる、製品を表す名前と漠然と捉えているのではないでしょうか。

 私の周りの人に聞いてみても、みなさんはっきりと定義して捉えているわけではないようでした。漠然とヨーロッパの高級衣類や皮革製品、腕時計などを思い浮かべる人が多かったのですが、では高級品以外はブランドではないのでしょうか?

 「ルイ・ヴィトン」はブランドだということに異論がある方は少ないでしょうが、例えば「亀の子束子(たわし)」ならどうでしょうか? あるいは「味の素」はどうでしょう?

ブランドは高級品だという定義では、「亀の子束子」も「味の素」もブランドとて捉えられません。しかし両者とも日本人なら耳になじんだ誰もが知っている名前ですから、有名な商品というふうにブランドを定義すると、これらも立派なブランドになります。現にこれらをブランドだと思う方もたくさんいるのではないでしょうか。

 このようにブランドの定義はあいまいであり、誰もがブランドという言葉は知っているのにそれを厳密に定義して使っている人、ブランドとはこういうものだといえる人は少数派です。ですからブランドという言葉を聞いて思い浮かべるものも人によって様々になるのです。