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日本企業はブランド活用が下手か

 日本企業はこのブランドをハンドリングするのがあまり得意ではないようです。安いものやこれまでのビジネスモデルで作られるものは新興国に押され、かといって欧米の企業のようなブランド性を獲得し切れていない日本企業の製品はブランドという面でも脆弱ですからこの点でも勝ち切れないものが多いのではないでしょうか。

 例を挙げてみましょう。一時は日本製のクォーツ式腕時計が世界を席巻しました。しかし今、高級腕時計として世界で認知されているものは日本製ではなく、スイス製の機械式時計がそのポジションを取っています。機能的に優秀なクォーツ時計ではなく、旧式の機械式時計のブランド価値が高いと認知されているのです。

 このようにブランドをうまく利用するのはなかなか難しいのですが、ブランドそのものの定義や評価すら日本企業は苦手なのではないでしょうか。

 例えば、経済産業省は「ブランド価値評価について」のアンケートなどを行い、これをどのように評価するのかを検討しています。

 このことは裏を返せば、国としてもブランドそのものの価値を現実には評価しづらく、これまでうまく評価し利用してこなかったという反省があるのではないでしょうか。ではどうやってブランドを評価すればよいのでしょうか。