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 花王で「アタック」や「レイシャス」などの開発に携わった美崎栄一郎氏が、特定の商品がヒットした理由をひも解いていく連載「ヒットの謎解き」。雑誌『日経ものづくり』との連動企画で、Web版では雑誌に盛り込めなかったこぼれ話などを掲載していく。第4回のテーマは、パナソニックが販売するエステグッズ「目もとエステ」シリーズだ。

 パナソニックが「Panasonic Beauty」の統一ブランドの下に販売しているエステグッズの中に、興味深いものを見付けました。目元を集中的にケアできる「目もとエステ」シリーズです。実はこれ、エステグッズでありながら女性だけでなく男性にも売れている商品。同社によると「月間販売目標の2~2.5倍を推移している」ヒット商品なのだそうです。本連載の雑誌版(有料会員向けPDF購入)では、このエステグッズが「なぜ男性にも売れているのか」について取り上げました。Web版では、この商品に関連して雑誌版に書ききれなかったテーマ「必欲品を開発するときのポイント」について取り上げたいと思います。

パナソニックが販売している「目もとエステ」シリーズのポスター
パナソニックが販売している「目もとエステ」シリーズのポスター
目元を集中的にケアできるエステグッズ。目の下のクマやどんよりした肌の質感に悩む女性向けに開発したものだが、購入者の約3割が男性だった。そこで男性向けも発売。

 必欲品とは、必需品と相反する言葉です。必需品とはご存じの通り、日々の生活の中でどうしても必要な物を指します。衣服や食品などがその代表的な例です。一方の必欲品は、欲望を満たすために必要な物のことをいいます。日々の生活を送る上でどうしても必要ではないけれど、欲しいと思う人には絶対に欲しい物。パナソニックの目もとエステは、この必欲品の1つだといえます。