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 さて、「Tech-On!」は「日経テクノロジーオンライン」へリニューアルしたそうである。自動車考も軌道に乗りつつあるが、残念ながら私のコラム(新氏の記事一覧)は全編終了である。2007年10月から6年半余り、皆様の叱咤激励で続けてこられた。 2009年7月の電気自動車における時期尚早という主張にはミスリードと怒られ、2010年3月の「Prius考」は読者の皆様方で盛り上がった。いろいろ思い出深いコラムでした。ありがとうございます。

 このコラムは、「シリコン時代の終わり、SiCの時代の幕開け」という予測がきっかけで始まった。当時も時期尚早とのご批判を賜った。現状、SiCが地下鉄の制御などに使われ始め勝手に感慨を深めている。

 せっかくの締めであるので、感慨は置いて、予測について考察したい。博打である。当たるも八卦、はずれるも八卦。当たったものだけを声高に唱えれば、はずれ無しの予測士になれる。もっとも、当たるものがあるだけ立派とも位置づけられる。