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ディジタル メディア プロフェショナル(DMP)の山本達夫代表取締役・CEO
ディジタル メディア プロフェショナル(DMP)の山本達夫代表取締役・CEO

 法政大学発ベンチャー企業であるディジタル メディア プロフェショナル(DMP)は任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の3次元グラフィックス画像(映像)を表示する画像処理技術を担う半導体要素技術を供給した企業として、半導体業界では有名な存在だ。2010年6月の快挙だった。

 2001年度(平成13年度)に、経済産業省は日本にイノベーションを起こす成長エンジンの有力手段として、大学から生まれる独創的な研究成果を基した“大学発ベンチャー企業”を1000社つくる「大学発ベンチャー1000社」計画を公表し、実際に2002~2004年度(平成14~16年度)に同施策を実施した。この結果、2004年度末には1099社の大学発ベンチャー企業が創業し、目標は達成された。

 法政大学発ベンチャー企業であるDMPも、「大学発ベンチャー1000社」計画の動きに呼応して創業した企業の1つだ。2002年7月、法政大学の池戸恒夫教授はコンピューターグラフィクスの優れた研究開発成果を基に、同社を設立した。

 そして、創業から約1年後、変化の激しい半導体事業を手がけるDMPは、プロの経営者をスカウトして経営を任せた方がいいと判断。有力な候補者8人の中から、現在の同社代表取締役・CEO(最高経営者)を務める山本達夫さんを選び、2004年3月にトップに据えた。

 その後、同社は優れた事業戦略を展開し、20011年6月に東京証券所マザーズ市場に上場するIPO(新株上場)を果たすなどと、事業業績を順調に伸ばし、企業として成長し続けている。

 経産省の大学発ベンチャー企業1000社計画によって、実際には2000社弱が創業したが、現時点で成功していると考えられる大学発ベンチャー企業はあまり多くはない。その数少ない成功企業の1社であるDMPの山本代表取締役・CEOに事業戦略を策定し実践した経緯などを聞いた。