連載主旨

筆者はこれまでセミナー、商談、プロジェクト支援の場面で、さまざまな企業のものづくり改革担当者から多くの質問を受けました。それを整理・分析してみたところ、「BOM再構築」「投資対効果の推定や評価」「プロジェクトの立ち上げ」に関するものが多いことが分かりました。いずれも、日本の製造業にとって、あるいはものづくり改革担当者にとっての共通課題になっていると思われます。

本コラムでは、このような「頻繁に尋ねられる質問(FAQ)」に対し、その分析と筆者の経験に基づく回答を掲載していきます。

三河 進(みかわ すすむ)
NEC コンサルティング事業部 シニアマネージャー
NCPシニアビジネスコンサルタント
システムアナリスト(経済産業省)
全能連マスターマネジメントコンサルタント
精密機械製造業、PLMベンダー、外資系コンサルティングファームを経て現職。専門分野は開発設計プロセス改革(リードタイム短縮、品質マネ ジメント、コ ストマネジメント)、サプライチェーン改革(サプライヤーマネジメント)、情報戦略策定、超大型プロジェクトマネジメントの領域 にある。自動車・電機・ハイテク・重工などのPLM・SCMに関する業務改革プロジェクトに従事中。主な著書に「モジュール化による設計リー ドタイムの大幅短縮」(全能連)、「製造業の業務改革推進者のためのグローバルPLM」(日刊工業新聞社)など。