
御堀直嗣の注目新車インプレッション
目次
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MINIクロスオーバー、低速度域でのタイヤ上下動や振動の収束が十分でない
BMW社のMINIクロスオーバーが、全面改良して2世代目となった。初代に比べ、車体は全長で+195mm、全幅で+30mm、全高で+45mmと、かなり大型化している。
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Volvo社の「V90」クロスカントリー、高い車高に扁平すぎるタイヤ装着
スウェーデンVolvo社の最上級セダン「S90」、ワゴン「V90」については、先に紹介した。今回「V90 Cross Country」の試乗の機会を得た。
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トヨタの「レクサスLC」、走りは滑らかだが足回りに進化の余地あり
トヨタ自動車が2017年3月中旬、高級車ブランド「レクサス」のクーペとして「LC」を発売した。発売から1カ月で、月販目標50台の36倍に相当する約1800台を受注したという。すなわち最大36カ月待ちの納車ということになる。
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スバルの新型「XV」、インプレッサベースで静かに速く走る
SUBARU(スバル)は、「インプレッサ」をベースにクロスオーバーSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)モデルに仕上げた「XV」を全面改良した。SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用する車種としては、2016年のインプレッサに続いて2車種目となる。
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米GMの高級車「キャデラック」、かつてのアメリカ車の面影はない
米GM社の高級車ブランド「キャデラック」。日本では3種類の4ドアセダンを投入している。今回、高性能モデルを含めて「ATS」「CTS」「CT6」に試乗した。
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マツダ「ロードスター」、電動ハードトップモデルは素直な操縦安定性
マツダがライトウェイトスポーツカーの「ロードスター」に、金属製屋根を持つRFを追加し、発売した。
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三菱自「アウトランダーPHEV」、EV優先モードで力強いモーター加速
三菱自動車のプラグインハイブリッド車(PHEV)「アウトランダーPHEV」が、モーター走行性能や充電機能を改良し、同時に、最上級グレードとして「Sエディション」を追加した。
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Volvo社の最上級車「S90」「V90」、上質だが静粛性向上の余地あり
スウェーデンVolvo社が国内で最上級車「S90」「V90」を発売した。同社は「セーフティビジョン2020」と称し、2020年以降に販売する車両での重傷・死亡事故ゼロを目指している。今回発表した車種は、いずれもその時期に引き続き販売される車種であり、それにふさわしい安全が装備されているという。
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スズキのワゴンR、実用性と運転する楽しさの両立に課題
スズキのワゴンRが全面改良して、6世代目となった。2世代目からスポーティーな仕様のRRを標準車のほかに加え、3世代目でそれがスティングレーとして見かけの異なる2つのワゴンRが存在してきた。この6世代目からは、外観の違いが三つに増えた。
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BMWの新型「5シリーズ」の4輪操舵、自然な操縦安定性
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マツダ「CX-5」、新制御で安定した走り
マツダの「CX-5」が全面改良して2世代目となった。CX-5は、2012年に誕生した同社の新世代商品群第1弾だ。走行性能と環境性能を両立させる「SKYACTIV」技術をすべて搭載した最初の車両として注目を集めたSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)である。今では、世界販売の1/4をCX-5が…
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VW社の小型SUV「ティグアン」、大きな車体で静かな走り
ドイツVolkswagen社が小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「ティグアン」を全面改良した。競合車としてはトヨタ自動車「C-HR」、ドイツ車ではBMW社「X1」やAudi社「Q3」などが候補となる。
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スズキ「スイフト」、「バレーノ」を超える足回り
SUZUKI Swiftが、全面改良した。国内では2000年に初代が誕生したことになるが、海外では同じクルマを「Ignis」として販売されてきたこともあり、スズキは2004年からのスイフトをグローバルでの初代と位置づけ、今回の新型で3世代目としている。
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欧州で走りを磨いたトヨタ「C-HR」、「プリウス」より優れる走行性能
トヨタ自動車から、新しく登場した小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)が、「C-HR」である。車名の由来は、Compact High RiderとCross Hatch Run-aboutであるという。開発主査は、「カッコ良く、安心して走れるクルマ」を目指したと語る。
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着実に商品改良続ける「デミオ」、車両制御技術とヘッドライトの進化を実感
マツダは新車発売後も、新技術が実用化されると、次の新車を待つことなく商品改良車としてそれを採用し、商品性を高めることを行っている。小型車「デミオ」は、2014年に現行車が発売され、2016年10月に商品改良が行われた。採用された技術は多岐に及ぶが、目玉は、次世代の車両制御技術「G-Vectoring…
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ダイハツ「トール」、自然吸気車での操縦安定性に改善望む
ダイハツ工業の「トール/同カスタム」と、トヨタ自動車「ルーミー/同カスタム」「タンク/同カスタム」、そして富士重工業「ジャスティ/同カスタム」は、ダイハツが開発・生産する小型車のミニバンである。今回は、トールカスタムとルーミーに試乗した。
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「ロードスター」と異なる乗り味、FCA社「ABARTH 124 spider」
欧米FCA(Fiat Chrysler Automobiles)社の「ABARTH 124 spider」は、マツダの「ロードスター」を基本に、デザインやエンジンを独自としたオープンスポーツカーである。生産は、マツダが本社工場で行う。
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乗り味はハイブリッド車、日産「ノートe-POWER」
日産自動車の小型車「ノート」に、ハイブリッド車の「e-POWER」が追加された。走行にエンジンは使わず、発電機としてのみ利用するシリーズハイブリッド方式を採用し、トヨタやホンダのエンジンも駆動に利用するパラレルハイブリッド方式とは一線を画する。これは、電気自動車「リーフ」の機構を活用したためで、走行…
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新プラットフォーム採用ながら、車線維持に緊張する新型「インプレッサ」
富士重工業の新型「インプレッサ」は、次世代へ向けた新開発の「スバルグローバルプラットフォーム」を全面採用した第1弾である。安全性能と走行性能を大きく進化させたことへの期待は高い。
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上質さ増したホンダ「フリード」、直進安定性や振動の収まりに改善望む
ホンダの「フリード」が、全面改良をして2世代目となった。これまでの「フリード・スパイク」は車名を変更し、「フリード+(プラス)」としてのモデルチェンジである。「ちょうどいい」の言葉で特徴を示した初代同様、フリードおよびフリード+は、5ナンバーの小型ミニバンとして進化させている。