
御堀直嗣の注目新車インプレッション
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Volvo社「V40」が1.5Lターボエンジン追加、ディーゼルとともに最適な選択肢の一つ
スウェーデンVolvo社は、昨年春から、新開発のエンジンシリーズ「Drive-E」を展開している。ガソリンもディーゼルも、直列4気筒、排気量2.0L以下という構想で、すべての車種を賄う戦略を打ち出したのだ。
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本格的な4WD車もそろえるJeep「レネゲード」、2.4Lエンジンに9ATを組み合わせる
米FCA社Jeepブランドの小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)として新登場となるのが、「Renegade(レネゲード)」だ。Renegadeという名は、かつて他のJeep車のグレード名として使われたことがあったが、改めて今回、小型SUVの車名として採用された。
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100kg軽量化したスズキ「ソリオ」、マイルドハイブリッドで上質に
スズキの「ソリオ」は、この新型で2代目となる。全面改良により、まったく新しいプラットフォームで造られたが、車体寸法は前型とほぼ同じで、外観のデザインもそれほど大きな変更があるわけではない。一見して、ソリオと分かるデザインだ。
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実に楽しいMPV「2シリーズグランツアラー」、がっかりした2列目席
2014年12月に、ドイツBMW社のBMWブランドで初のFF車である「2シリーズアクティブツアラー」の試乗記を掲載しているが、その3列シート版といえるのが、「2シリーズグランツアラー」だ。そして今回は、排気量2.0Lのディーゼルターボエンジン車に乗った。BMW最新のクリーンディーゼルエンジンであり、…
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出来がよいハイブリッド車、トヨタの新型「シエンタ」
トヨタ自動車の「シエンタ」は、同社最小のミニバンで3列シートを備える。全面改良により2世代目となった新型は、単なるファミリーカーとしての実用性だけではなく、クルマとしての魅力をより前面に押し出した1台といえる。
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スポーティーなVolvoディーゼル車、エンジンカバーは一石二鳥
Volvo社はこの7月に、国内市場でVolvo車の9割を占める5車種に、一気にクリーンディーゼルターボ車を揃えた。「V40」「V40 Cross Country」「S60」「V60」「XC60」に搭載されるクリーンディーゼルターボエンジンはすべて、直列4気筒2.0L直噴である。そしてD4と名付けられ…
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オジサンが乗っても幸せ、スズキの新型「ラパン」
スズキの「アルトラパン」は、2002年に誕生した初代から、若い女性消費者を意識したクルマとされてきた。だが、特に新型は、オジサンが乗っても幸せを感じられる軽自動車だと思う。
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329万円で半自動運転機能を標準装備、新型「パサート」
Volkswagen社の中核となる車種「ゴルフ」の一つ上の車格となるクルマが「パサート」だ。モデルサイクルが長いことで知られるドイツ車だが、ゴルフが先代から現行の「ゴルフ7」となる間が4年であったのと同様に、パサートも5年で8世代目の新型を迎えた。
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流麗なデザインの「CLA Shooting Brake」、後席にゆとりあり実用性も高い
ドイツDaimler社のMercedes-Benzブランド「CLA Shooting Brake」は、流麗なデザインを備えたステーションワゴンである。Shooting Brakeという車種は、Mercedes-Benzにおいては「CLS」から登場している。
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MINIの高性能車、普段は穏やかだがアクセル全開で豹変
2014年春に日本での発売が開始されたドイツBMW社の3世代目「MINI」に、「JOHN COOPER WORKS」グレードが追加された。「MINI COOPER」という車種自体が、そもそもは、英国での初代の高性能仕様車として生まれ、さらに上の高性能車を「COOPER S」といった。それが、現在では…
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日産「エクストレイル」、4WDのハイブリッド車も用意
2013年12月の全面改良で3世代目となった日産自動車のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の「エクストレイル」は、2.0Lのガソリン直噴エンジンのみでまず発売された。そして、2015年4月にハイブリッド車が追加された。モーターと組み合わされるエンジンは、2.0Lのガソリン直噴だ。
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ホンダ「シャトル」、加速の良さと乗り心地に優れるハイブリッド車
ホンダの「シャトル」は、5ナンバーサイズのステーションワゴンだ。登録車で5ナンバーサイズというのはまれな存在となっており、ステーションワゴンでは他に、トヨタの「カローラフィールダー」や、日産の「ウイングロード」くらいである。このうち、ハイブリッド車があるのは、今回試乗をしたシャトルとカローラフィール…
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4駆の威力見せるAudi社「RS7 Sportback」、超高速性能に感嘆
Audi社の「RS7 Sportback」は、「A7 Sportback」シリーズの頂点に位置する高性能車だ。A7 Sportbackの3L、V6スーパーチャージャー付エンジンの245kWに対し、1.7倍近い412kWを、RS7 Sportback搭載の4L V8ツインターボエンジンは発生させる。
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上質さ向上した5ナンバーミニバン、5代目「ステップワゴン」
1996年に初代が登場したHondaの5ナンバーサイズのミニバン、ホンダ「ステップワゴン」は、今回の全面改良で5世代目となった。
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燃料電池車「MIRAI」、滑らかな加速ながら気になる乗り心地
トヨタ「MIRAI(ミライ)」は、世界で初めて量産市販された燃料電池車だ。燃料電池とは、水素と酸素の化学反応により発電する、発電装置である。これをクルマに積んで、発電しながらモーターで走る。
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クルマとの対話を実感できる新型「ロードスター」
マツダの新型「ロードスター」の運転は、感動的だ。機械を相手にしているというより、生き物と触れ合っている感触がある。例えば、乗馬のように。そして、常にクルマのことを気にかけていたくなる。クルマとの対話をこれほど実感できるクルマが、他にあるだろうか。
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快適な乗り心地の「S660」、エンジン性能を使い切る楽しみ
ホンダは、2輪・4輪・汎用を合わせ、世界一のエンジンメーカーだ。そこから、ホンダの企業メッセージは、「The Power of Dreams」となる。
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心地良い室内の「CX-3」、ディーゼル専用モデルとし特別な存在感
「CX-5」から始まるマツダの新世代商品の第5弾として、小型クロスオーバーSUVの「CX-3」が誕生した。
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EV走行とハイブリッド走行で切れ目ない加速、3モーターの新型「レジェンド」
ホンダの「レジェンド」は、ホンダ初のV6エンジンを搭載したフラッグシップとして、1985年に初代が誕生した。そして、先代からほぼ10年ぶりに新型が誕生し、5世代目となった。
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商用EVの日産「e-NV200」、快適性優れるものの価格に課題
日産自動車の電気自動車(EV)第2弾が「e-NV200」である。商用バンの「NV200バネット」を基にしたEVであり、商用バンだけでなくワゴン仕様もある。乗用のハッチバックの「リーフ」では物足りなかったミニバン志向の消費者には、待望のEV登場といえる。