
分解スペシャリストが見た!スゴイ製品その中身
目次
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部品1割減の電子タバコ第二世代、その進化を検証する
タバコ成分をヒーターで加熱して、そのフレーバーを楽しむ電子タバコ。世界では2014年ころから、日本では2015年から2016年にかけて登場し、現在も急速に出荷数を伸ばしている。世界最大のタバコメーカー、Philip Morris International社にも人気の電子タバコ「IQOS」(アイコス…
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COMPUTEX TAIPEIでARMが教えてくれたIoTの可能性
タイ・バンコク生まれでアジアに土地勘のある筆者だが、実は台湾には行ったことがなかった。だが、台湾を抜きにしてスマートフォン(スマホ)をはじめとする電子機器の最新動向は語れない。そこで、2017年5月30日から6月3日まで台湾台北市で開催されたアジア最大級のハイテク見本市「COMPUTEX TAIPE…
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iPhoneの歴史を振り返りつつ、10周年記念モデルを大胆予想
iPhoneの初代モデルは、故スティーブ・ジョブズ氏が2007年1月のMacworld Expoで発表し、同年6月に米国で発売された。その後のスマートフォン(スマホ)人気に火をつけ、世界のモバイル業界を一変させた歴史に残る端末だ。日本では翌年の2008年、第2世代となる「iPhone 3G」が最初の…
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実質タダのAmazonダッシュボタン、その驚きの推定原価
TVアニメ「サザエさん」に出てくる酒屋「三河屋」のサブちゃん。絶妙なタイミングで御用聞きに現れ、重たいお酒を家まで配達してくれる。サブちゃんのような御用聞きは地域密着型サービスとして日本で長年親しまれてきたが、どうやらその役割をIoTが担う時代がやってきたようだ。
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気象観測に最適、気軽にバラまける小型廉価のIoTデバイス
映画「ツイスター」では竜巻の中がどうなっているかを調べるために大量の観測機器を竜巻の予測進路に配置していた。20年ほど前に公開された映画だが、IoT機器の有望な用途の1つと思えないだろうか。今回は、気軽にバラまけそうなIoT機器、米Cypress Semiconductor社のソーラーパワー駆動型ビ…
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吹きさらしでも動き続ける、頑丈タブレットの秘密
人が極地や砂塵舞い散る場所で活動する限り、それを支えるタフな電子機器が必要だ。今回はこのような極限の環境における使用を目的に作られたパナソニックの「タフ」シリーズの1つ、防塵・防水と耐衝撃性能を備えたタブレット「TOUGHPAD JT-B1APAAABJ」を紹介する。
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一度使うと必ずハマる?心拍数まで測れる無線イヤホン
コードが絡まらない無線イヤホンの人気は高い。米Apple社が2016年秋に無線イヤホン「AirPods」をリリースして以来、このタイプのイヤホンに注目が集まっている。今回は、この無線イヤホンで大きなシェアを持つデンマークGN Groupの「Jabra Elite Sport」を紹介する。
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電子部品活況の立役者、IoTブームを牽引するAmazon Echo
IoT(Internet of Things)というワードをここ数年、よく聞くようになった。中でもIoTの起爆剤として期待されているのが、米Amazon.com社の音声アシスタント付きホームステーション「Amazon Echo」である。
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予想を超える推定原価、任天堂の本気モードがSwitchオン!
2017年3月3日、任天堂が新型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売した。一新された形状、先進的な電源環境、将来の拡張性など、多くの魅力と可能性を秘めた意欲作だ。著者と付き合いのある部品メーカーは、2018年までの累計販売台数をおよそ3000万台と予想する。今回はこのSwitchの中身を…
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スマホの老舗ブランドが見せた底力、MWC 2017見聞録
今年のMWC 2017を一言で表すと「老舗の復活」。今回は、誰もが知っている老舗スマホメーカーの復活を期した出展、次世代通信技術「5G」を見据えるメーカー動向を中心にMWC 2017の様子をレポートする。
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スター・ウォーズの世界が楽しめる、BB-8の腕時計型リモコン
前回は映画「スター・ウォーズ」シリーズの「フォースの覚醒/エピソード7」に登場するロボット「BB-8」をモデルとする米Sphero社のロボットラジコン「BB-8」を取り上げた。今回はその続編として、BB-8の時計型リモコン「Force Band」を紹介する。
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スター・ウォーズ生まれのロボ、フォースはBluetoothと共に
映画「スター・ウォーズ」シリーズの「フォースの覚醒/エピソード7」には主人公であるジャンク屋の娘レイと行動を共にする雪ダルマのようなロボット「BB-8」が登場する。今回は、このBB-8をモデルとする米Sphero社のロボットラジコン「BB-8」を紹介する。
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悲運の名機 Galaxy Note7、歴代最高のスペックを振り返る
Galaxy Note7はSamsung Electronics社のフラッグシップ端末として、2016年8月19日に韓国と米国で発売された。だが、2016年秋に発火事故が発生する。発火原因のリチウムイオン2次電池を新しい部品に置き換えて販売を再開したが再び同じアクシデントに見舞われてしまい、最終的に…
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インテリジェントミラーの実りを謳歌、Gentex訪問記
CES 2017の翌週、米国ミシガン州のZeelandのGentex社の本社を訪問する機会を得た。Gentex社は、後方の車のヘッドライトや周囲の光の映り込みを防ぐ自動防眩インテリアミラー(ルームミラー)のメーカーとして知られる。本記事ではGentex社への訪問で学んだ自動防眩ミラービジネスの歴史、…
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衝突回避機能も進化、ホビーの制空権握る中華ドローン
飛行機の基本的な性能は、どれだけの荷物を搭載しながら、どれだけ速く、どれだけ遠くまで飛べるかで決まる。この点はドローンも同じ。ホビー用のドローンでシェアトップを走る中国DJI社の最新モデル「DJI Phantom 4」は、先代のPhantom 3と比べてこれらの飛行性能はもちろん安全面でも大きな進歩…
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ロボットライトや超小型光源で世界に挑戦、CESの日本企業
米国時間2017年1月5日から8日まで、米国ラスベガスで世界最大のコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2017」が開催された。今回を含めて、筆者はここ数年のCESにすべて参加してきたが、改めて振り返ると、2014年はIoT祭り、2015年と2016年は自動車祭りだった。今年のCES 2017…
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医療費削減の決め手となるか、IoT対応の電子血圧計
2017年はIoT(Internet of Things)機器が急速に普及すると予想されている。既存の電子機器/センサーに通信機能が付き、各種の測定データがネット上に集積されて「ビッグデータ」となる。これを解析して業務効率の向上や、新しいサービスの開発に役立てることが期待されている。中でもIoT対応…
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中国で存在感薄れるiPhone、主役に躍り出る新興メーカー
2016年もあとわずか。筆者の取材によると、今年のスマートフォン(スマホ)出荷台数の世界ランキングは、1位が韓国Samsung Electronics社、2位が米Apple社、3位が中国Huawei Technologiesになりそうだ。しかし中国市場に目を転じると、かなり事情が異なる。複数の業界ア…
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インドスマホ最新事情、中華端末の焼き直しだが性能は十分
インドは大国だ。2015年時点で人口は12億人以上の世界第2位、GDP(国内総生産)は名目で2兆米ドル超の世界第7位、購買力平価で換算すると世界第3位になる。国土面積は世界第7位で、紀元前2600年前後に始まるインダス文明から数えると、4000年以上の歴史を持つ。今回はインドのスマホ最大手であるMi…
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先行メーカーを猛追、Samsung廉価端末の中華通信チップ
世界のスマートフォン(スマホ)用通信ICメーカーは、まず最大手として米Qualcomm社があり、韓国Samsung Electronics社、台湾MediaTek社が二番手グループとしてこれに続く。そして、そこからだいぶ離されて中国Huawei Technologies社傘下のHiSilicon T…