連載主旨

 BOM(Bill of Materials)は部品表と訳されることも多いですが、単なるパーツの一覧表ではなく、製品そのものを表す情報です。しかし多くの企業で、さまざまな拠点、さまざまなシステムでバラバラに管理されているのが実情です。図面の統合管理は進んでいるのにもかかわらず、BOMの管理は遅れた状況にあるのです。

 グローバルに分散した複数の拠点で、どの製品をどこで造ればコスト面で有利になるのか、地域別のニーズに対応するための仕様を持つ製品をどのように実現すればよいのか、といった検討を十分に実施するには、拠点にまたがってBOM情報を横断的に見る必要があります。本連載では、統合BOMによる部門間・地域間の情報連携の意義を見直して、その実現の方法を解説していきます。

志保田 与(しほた・あたう)
(株)クニエ PLMグループ シニアマネージャー
SIer、製品開発系コンサルティングファームを経由し、現職。製品開発プロセス改革、BOM再構築、原価改革、営業改革、IT改革、事業戦略立案など、製造業における幅広い課題解決を支援。
川島 宏之(かわしま・ひろゆき)
(株)クニエ PLMグループ マネージャー
外資系精密機器会社にて生産設計、生産技術、生産管理業務を経験後、現職。製造業における、BOMをベースとした多角的な業務改革に参画。