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 4世代目となるドイツDaimler社Mercedes-Benzブランドの新型「Cクラス」は、俊敏な運転感覚と、部分自動運転技術が売りである。

 車体の半分近くにアルミニウム合金を使った新型Cクラスの車両質量は、今回試乗した「C 180 アバンギャルド」で1510kg、「C 200 アバンギャルド」で1590kgであった。

 前型に比べ、さらにエンジン排気量を200cc小さくした1.6Lガソリン直噴ターボエンジンを搭載するC 180 AVANGARDの発進は滑らかで、十分な動力性能を備えていると感じた。そこに、軽量化が一助となっているのは言うまでもないだろう。全体的なクルマの挙動が軽やかで、Mercedes-Benzで「agility(アジリティ)」と表現する俊敏さが走りの中から伝わってくる。

1.6Lのガソリン直噴ターボエンジンは、軽量車体を利して滑らかに走らせる
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 一方、乗り心地のほうは、サスペンションの動きにやや渋さが感じられ、路面からの入力があった際に、突き上げられる感触がある。これには、サスペンション設定とランフラットタイヤとの相性があるかもしれない。それでも、速度を上げていくと、すっと車体が沈み込むように落ち着きを取り戻す。ダンパーの速度が変わることによって、減衰特性が変わることによるものだ。

 というのも、Cクラスとして初となるC 200に採用されたエアサスペンションの「AIRMATIC」では、走り出しの低い速度領域から、乗り心地の落ち着きが違うのである。C 180 アバンギャルドに比べ80kg重くなる車両質量と、AIRMATICと、ランフラットタイヤとの調和が、C 200 アバンギャルドではバランス良く整っているともいえる。

開放的で、シンプルな造形の中に、新しいMercedes-Benzのデザイン性を採り入れたインテリア
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後席の着座姿勢に窮屈さはないが、空力を追求したボディーデザインのため、Cピラーが迫る頭の周りは案外狭い印象
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