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 燃料電池のコストダウンと性能向上が進み、日本では1kWレベルの家庭向けコージェネレーションシステムなどの市場が立ち上がりはじめた。燃料電池自動車の実用化も秒読み段階だ。そんな中、米国では数100k~数MWクラスの大型燃料電池を使い、事業者や電力会社向けに、単に装置をモノ売りしたり設計・施工を手掛けるだけでなく、サービスまで手掛けるビジネスモデルが活発化してきた。

 燃料電池にはいくつかの種類があるが、米国で注目されるのは、数百kWクラスの「固体酸化物型燃料電池(SOFC)」と数MWクラスの「溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC)」である。

 量産効果や技術開発によって装置自体のコストダウンが進むとともに、燃料の天然ガスの価格が「シェールガス革命」などによって北米では下がり、採算が取りやすくなってきた。

 サービスモデルの典型例は、オンサイトサービスの燃料電池版である。燃料電池事業者が設置のための資金を調達し、設計・施工から、長期の運営・管理までを担い、ユーザーとは固定価格で15~20年といった長期の電力購入契約を結ぶ。