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 新事業に事業計画は欠かせない。だが、計画通りに事が運ぶ新事業など皆無。むしろ、ひょんなことから思わぬ方向に転がり始めて、結果的に成長するビジネスがほとんどではないだろうか。そんなビジネスを「ひょんころビジネス」と名付けてみた。

 今回紹介するのは、ラーニングシステムが手掛けるSTEM教育事業だ。世界では今、STEM教育が、理工系教育の新潮流として注目されている。STEMとは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathmatics)を意味する英単語の頭文字を取ったもの。これらの基礎科目を、生徒の自主性を重視した統合的なプログラムで身に付けさせるのが特徴だ。

 理工系教育が盛んなインドでも、STEM教育の採用が進んでいる。そこに採用されたのが、ラーニングシステムの教育プログラムだ。インドの私立学校への導入で実績を築き、2014年にはカルナータカ州の公立学校でも試験運用が始まった。1997年から日本で地道に継続してきた事業がインドで花開いた経緯を、同社代表取締役の菊池廉也氏に聞いた。(聞き手は、高野 敦=リアル開発会議)
菊池廉也氏。ラーニングシステム代表取締役(写真:栗原克己)

──ラーニングシステムが手掛けるSTEM教育はどういうものなのか。

菊池 私はアイエムというIT企業を経営している。経営者として、今後は自ら問題を設定し、解決の道筋を考えられるような人材の育成が重要になると感じていた。そこで、アイエムとは別に教育事業を展開するための企業を興した。それがラーニングシステムである。

 ラーニングシステムでは、主に二つの事業を手掛けてきた。一つは、「レゴブロック」を使ったSTEM教育である。現在はレゴエデュケーションの正規代理店としてレゴスクールを運営している。もう一つは、我々が開発したSTEM教育のプログラムを外部の学習塾などに提供するもので、「SCCIP(スキップ)」という独自ブランドで展開している。