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心電図をモニターできるスマホアプリも登場

  先進国におけるモバイルヘルス活用の具体例としては、フィンランドのMega Electronicsという企業が提供しているeMotion ECGがあります。これは、患者に電極を付けてもらうだけで、遠隔地にいながら心電図のモニター結果を持続的にスマホで確認できるアプリです。

Mega Electronics社のeMotion ECG 
スマホで持続的に心電図結果をモニタリングできる。 

 現在、心房細動など不整脈の診断には24時間のホルター心電図検査が行われていますが、これだと24時間で現れなかった不整脈を発見できないことがあったり、ホルター心電図の装置自体が大きくて煩わしいものです。

 eMotion ECGを活用するとこれらの問題は解決します。アプリは既に米国FDAの承認も得ており、市場で販売されています。こういった心電図モニターアプリが一般の診療でも使われるようになれば、不整脈の診断精度も上がるのではないでしょうか。

 これ以外にも、糖尿病患者の血糖管理ができるアプリや、スマートフォンで眼底鏡のように眼底を観察できるテクノロジーが海外では存在しており、このようなテクノロジーは先進国にある既存の医療機器のあり方に大きな変革を起こすのではないかと私は考えています。