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 中国のネットメディア『騰訊科技』(9月19日付)によると、深センのある販売店主は、「常連客には6を8500元(約15万円)から、6 Plusを9500元(約16万8000円)からで売った。人件費や運送費を差し引くと、想像していたような暴利にはならなかったね」と浮かない顔で話したという。

 私の住む上海でも、自宅の近所にある中古の携帯電話やプリペイドカードを売っている小さな店が、「蘋果6有貨」(アップル6在庫有ります)と殴り書きした張り紙を出していたので話を聞いてみた。「今日(9月25日)予約すれば、明日渡せる」とのことで、値段は7000~8000元(約12万4000~14万2000円)。発売開始から1週間でさらに値段は下がっていた。話を聞いたこの店、日本にある店であえて例えるならば、田舎にある潰れかけたたばこ屋のような店構え。日本や香港で買ったiPhone 6がこの店に届くまでに間に入る仲買は恐らく一つや二つではあるまいから、手にする儲けもいくらでもないはず。だからだろう、店主は特に熱心に売ろうともせず、まだ店頭にいる私に背を向けて、テレビのドラマを見始めた。

上海の携帯電話屋が出していた「蘋果6有貨」(アップル6在庫有ります)の張り紙
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 発売第1陣に入った香港と隣接する深センでは、既に5200元(9万2000円)の値段を付けている店もあるという。9月24日ごろから、中国での発売日が9月中に決まるとの観測が出始めたことも、価格の低下につながっているのだろう。暴利を手にする前に暴落の憂き目に遭った業者も少なくないのかもしれない。