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 そのフォックスコンからiPhone 6を巡り、逮捕者が出てしまった。

 中国山西省の新聞『晋城日報』(9月11日付)によると、フォックスコンの山西省晋城市にある工場に勤務する40歳の工員が2014年6月、同工場で生産しているiPhone 6の筐体を持ち出し、深センの携帯電話販売業者に1台当たり1000元で売っていたというもの。その後さらに5台分を持ち出し、合わせて6000元を得ていた。筐体が続けてなくなったことを不審に思った同社が8月中旬、地元の警察に通報。9月初旬に工員を逮捕した。

 例年、iPhoneは発表前に「試作品」「本物」と称する画像や動画がネットに多数流出するが、今回の事件は、実際に工場から持ち出されるケースが存在することを裏付ける形になった。

 山西省の求人サイトには、逮捕者を出した工場の基本給は1800元、手当てや残業代を入れても3000元だと記載されている。逮捕された工員は、iPhone 6の筐体で2カ月分の給料を手に入れたことになる。

 さて、iPhone 6にまつわる「儲け話」を3つ紹介したが、かく言う私も、こうして駄文を書き飛ばすことで、iPhone 6に儲けさせてもらっている1人ということになる。iPhoneシリーズではなく、iPhone 6のみに限ってみても、この「上海EMS通信」だけで既に今年6回も書いてしまった。他人の儲けの話をあれこれ書いたのだから、私が日経テクノロジーオンラインからいただいているこのコラムの原稿料もご開帳するのが筋というもの。ただ、担当のT氏に叱られそうなので、差し控えさせていただくことにしよう。