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 日経テクノロジーオンラインの読者には展示会「CEATEC」を知らない人はいないかもしれない。しかし、展示会「FOOMA」を知っている人は多分それほど多くないのではないだろうか。FOOMAとは、「food」(食品)と「machinery」(機械)から成る造語である。日本食品機械工業会が主催する国際食品工業展の名称で、正確には「FOOMA JAPAN」と呼ぶ。これら2つの展示会は、特につながりがあるわけではない。しかし、筆者は、これらを比べることで、日本の製造業の変化が見て取れると考えている。今回は、筆者がCEATECとFOOMAの比較から考えたことを紹介したい。

CEATECとFOOMAの過去と現在

 CEATECには、ほぼ毎年、筆者は顔を出している。2014年も会場に足を運んだ。やはり、近年よく報道されていたように、CEATECは寂しくなりつつある。表1は、CEATECにおける出展会社数と入場者数の推移だ。同表が示すように、CEATECでは、入場者数の減少が止まらない。テレビを韓国と中国のメーカーに押さえられたこと、スマートフォン(スマホ)を米Apple社と韓国Samsung Electronics社に押さえられたこと――それにより、CEATECの目玉や強みが見えにくくなってきことが影響していると思われる。

表1●CEATECにおける出展会社数と入場者数の推移
CEATECのホームページで公表されているデータを基に筆者が作成。
開催年2010201120122013
入場者18万141717万213716万221914万1348
出展会社616586624587
海外出展会社196158161163