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 2014年9月30日、東京・新橋の会議室に、親指大のアクチュエーターを楽しそうに操作する人々の姿があった。その顔ぶれは、さまざまな企業の技術者や研究者、経営者、大学教授など豪華なものだ。彼らは、セイコークロックが開発したアクチュエーターの可能性を探るべく、「超小型アクチュエーター応用プロジェクト」のワークショップに参加してきたメンバーである。

 単にモノの良しあしを見極めるだけなら、個別に問い合わせたり、サンプルを取り寄せたりすれば済むことだ。事実、このメンバーなら苦もなくそうできるだろう。彼らの目的は、プロジェクトの名称からもうかがえるように、このアクチュエーターの応用、すなわち用途開発にある。

セイコークロックの超小型アクチュエーター
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 既にリニアアクチュエーターについては、集合住宅向けメールボックスの電子錠などに採用された実績がある。しかし、用途はそれだけではないはずだ。このアクチュエーターに関心を持つ人々とセイコークロックの開発者がオープンな場で議論することによって、思わぬ用途や市場が見いだせるかもしれない。汎用的なモジュールの開発や量産化の道筋に関しても、ここで議論する。そして、議論の過程で生まれた成果はみんなで分かち合う。それこそが、用途開発型プロジェクトの醍醐味である。