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多様で大量のデータが次々と高速に生成されてくる環境下で、データの中に秘められた価値ある情報を引き出し、活用することの有用性が広く認識されてきた。いわゆる「ビッグデータ」の利活用だ。ビッグデータの分野では、要となる分析技術について、欧米、そして日本を代表する企業が技術開発と市場開拓にしのぎを削っている。特許庁は「平成25年度特許出願技術動向調査」において、国内外で出願されたビッグデータ分析技術関連の特許を調査し、国内外の技術発展状況や研究開発状況、さらに日本および外国の技術競争力や産業競争力を明らかにした。本稿では、企業など出願人の出願件数ランキングや出願件数が伸びている技術分野、さらには特許出願を積極的に行う企業などのタイプが変化していることなど、同調査の要点を紹介する(特許庁による調査レポートの概要(PDF形式)はこちら

 ビッグデータを扱う技術は広範に及びますが、本調査「ビッグデータ分析技術」の調査範囲は、ビッグデータをリアルタイムにデータ分析する「ストリーム系分析技術」、ビッグデータを解析に適した形に変換しデータベースに格納した上でデータ分析する「ストック系分析技術」、ビッグデータ分析の基盤となる「分析基盤技術」としました(図1)。

図1 技術俯瞰図
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 具体的には、データベースやセンサ、システムログなどから発生するデータを分析する技術の中から、データ変換、匿名化、機械学習などのビッグデータの分析に関連した技術を調査対象とし、また、ファイルシステムや並列処理技術の中で、ビッグデータ分析の基盤となる分散ファイルシステムや分散並列処理システムを調査対象としました。

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