カリフォルニア州の再生可能エネルギーの年間予測(図:California Public Utilities Commission)
カリフォルニア州の再生可能エネルギーの年間予測(図:California Public Utilities Commission)
[画像のクリックで拡大表示]
カリフォルニア州の実質電力需要の変化(図:California Independent System Operator)
カリフォルニア州の実質電力需要の変化(図:California Independent System Operator)
[画像のクリックで拡大表示]
太陽光発電システムの発電量の比較。上が南向き設置、下が西向き設置。(図:Pecan Street Research Institute)
太陽光発電システムの発電量の比較。上が南向き設置、下が西向き設置。(図:Pecan Street Research Institute)
[画像のクリックで拡大表示]

電力会社の言い訳という主張も

 太陽光発電業界では、ダックカーブ現象の解決に向けて、総発電量を下げる西向き設置を奨励するよりも、南向き設置と蓄電池の併用を奨励するべきだと主張している。昼間に発電して貯めた電力を、ピーク時の夜間に放電するのだ。

 こうした主張の背景には、「ダックカーブ現象は電力会社が太陽光発電の普及を防ぐための言い訳に過ぎない」と、太陽光発電業界が見ているという点がある。家庭または企業の電力消費量の削減に貢献する太陽光発電は、電力会社からの電力購入用を減らす。つまり、電力会社にとって、太陽光発電は電力販売収入を減らす「脅威」というわけだ。

 太陽光発電業界によると、ダックカーブ現象に使われたデータが、「最悪のケース」を想定しているという。それは、春または秋の晴れて涼しい日に設定されているということだ。太陽光発電が最も効率よく発電し、さらにエアコンなどの電力使用量がとても低い日になる。太陽光発電による供給量が通常よりも大きく、電力消費量が低い日のため、需要と供給のギャップが最も大きくなっている。これは「最も起こりうるケース」ではないと主張している。