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アクセス記事ランキング(12/8~1/4)
新産業
1 「高価なおもちゃ」に負けた日本のメーカー
2 第16回:人工クレーター生成の瞬間を捉える眼DCAM3
3 「スポーツとウエアラブル」、為末大が語る
4 あなたの会社は、一介の趣味人に1個単位でセンサーを売れるか
5 第17回:全くの別物となったDCAM3、メタルシールに泣いたサンプラー
6 足と笑顔と図々しさ
7 「Microsoft Band」は予想以上、最高水準のウエアラブル!真の狙いは健康管理データ解析
8 体に直接貼れるシート状生体センサーを東大が開発、「ずれず、はがれず、壊れない」
9 「お前の意見は聞いていない」と言う上司は、何を殺しているのか
10 錦織圭の元コーチが示す「プロテニス選手+ウエアラブルセンサー」の可能性
11 ソニーが有機ELを用いたウエアラブルディスプレーを開発
12 3Dプリンターで本物の臓器は作れるのか?
13 第18回:C型小惑星に水分子を求めるNIRS3
14 シャープとヘルスケア、実は相性がいいんです
15 編集部が選ぶ、2015年を占う10大キーワード
16 大風呂敷を広げよう
17 社内で空気を読み合い、新しいことができなくなった日本のメーカー
18 新事業の原点は「家出」から生まれた
19 東芝が「ヘルスケア開発センター」を開設、事業拡大へ人員と投資を増強
20 ARやウエアラブルは外科医の未来をどう変える?

 「高価なおもちゃ」と嘲った技術に市場を席巻される――。日本のメーカーがMEMSセンサー分野で後れを取った原因の一端です。日経テクノロジーオンラインの「新産業」サイトにおいてここ1カ月ほどで最も読まれたのは、MEMSセンサーの専門家である前中一介氏(兵庫県立大学大学院工学研究科電気系工学専攻教授)が“敗戦”の理由を語ったインタビュー記事「『高価なおもちゃ』に負けた日本のメーカー」でした。前中氏がIoT時代のものづくりの在り方を提言する後編「あなたの会社は、一介の趣味人に1個単位でセンサーを売れるか」も4位にランクインしています。

 この記事で「高価なおもちゃ」と形容されているのは、現在のMEMSセンサーの原形といえる「表面マイクロマシニング」技術です。前中氏によれば、同技術に対する日本の技術者の感想は「すごいけど、高いおもちゃを造っているね」というものが多かったとのこと。ここに、「技術の目利き」の難しさがうかがえます。

 「おもちゃ」という表現からは、「自分たちが手を出すものではない」という意識が透けて見えます。ある種の優越感、今風にいえば「上から目線」というやつでしょうか。