イラスト:ニシハラダイタロウ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 案外、ご担当からの相談で多いのが上司のことである。よい上司ならいいのだが、上下の関係はひっくり返せないし、その上司が好ましくないと厄介だ。意識的にしろ無意識にしろ、職位が上位だから、多少の無理難題を押し付ける。それこそ、パワハラギリギリがしょっちゅうあるらしい。

 しかし、上司にも言い分があり、指導的な立場上、言わなければいけないこともあるだろう。その言い方を、パワハラと勘違いされるのも辛いところ。お互い、立場の違いで受け止め方も違うので、誤解や齟齬(そご・くいちがいやゆきちがいのこと)が生じるのは仕方ない。

 余程の理不尽がない限り、それはどうしようもないことなので、部下としては、ジッと我慢するしかないのだが、そんな時、私は「上司をクライアントだと思えばよい」とアドバイスするのである。

 実は、それが最善・最上の策であり、結果オーライなのである。

 さて、言うまでもなく、クライアントとは顧客、得意先、取引先のことであるが、このクライアントという言葉の意味に、私はこだわるのだ。