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図1 「2015 International CES」が開催されたラスベガスの街
図1 「2015 International CES」が開催されたラスベガスの街
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 東芝のヘルスケアコーナーを担当していた大森啓嗣氏(東芝 ヘルスケア社 営業統括部 部長)に、CES開催の2日目のお昼頃に話を聞くことができました。同氏によれば、「センサーを中心に、想像をはるかに超える数の売り込みがありました。まだ2日目ですが、100社は優に超えますね」とのこと。最終製品のハードウエアだけでなく、センサーなどの部品でもベンチャー企業は独自のアイデアを形にしているようです。

 では、売り込みを受けたベンチャー企業とは今後どう付き合うか。「ヘルスケア市場はこれから大きく伸びます。有望な技術やアイデアがあれば、ぜひ一緒にやっていきたいですね」(大森氏)との言葉が返ってきました。日本の大企業も、ベンチャー企業との適切な連携方法を模索し始めたようです。

 このほかにもソニーは、ベンチャー投資会社WiLと共同で新会社「Qrio」を2014年12月に設立。スマートフォンのアプリで施錠や解錠ができる「スマートロック」を2015年5月中にも製品化します。パナソニックは、鳴った音を解析して遠隔地に通知するデバイス「Listnr」に技術を提供しています。Listnrは日本のベンチャー企業「Interphenom」が開発を進める、音に特化したデバイス。パナソニックは音声認識エンジンを提供し、製品の開発にはスマート家電ベンチャーのCerevoが参加しています。

 転換点を迎えつつあるエレクトロニクス業界。幸い、世界中のベンチャー企業には、大企業が持つ技術やノウハウは魅力的に映っています。ベンチャー企業と大企業が二人三脚で協調していくと、たくさんのキラキラした目に日本でも出会えるようになりそうです。

 あなたはベンチャー企業をどちらから見ますか?