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 新生日経エレクトロニクスへようこそ。本誌は今号から大きく生まれ変わります。今後の編集方針を表す言葉として「Sources of Innovation」というキャッチフレーズを掲げました。「イノベーションの源泉」という意味です。本誌は、読者の方々がイノベーションを起こすために必要不可欠な媒体を目指します。

 背景にあるのは、広義のエレクトロニクス技術が、あらゆる産業にイノベーションをもたらす核になるとの認識です。自動運転車、ウエアラブルな健康管理機器、建築物のモニタリング、植物工場といった各産業の進化を牽引するのは、電子・情報・通信・制御の技術革新です。これらの技術の変化を真っ先に捉え、読者の価値判断に資する情報を届けることが、本誌の主要な役割になります。

 この方針に基づき、誌面構成を見直しました。第一の売り物は「Breakthrough」と題した特集記事です。複数の業界をまたがる、大きな技術面・産業面の変化を追います。本号ではIoTの将来を探った「スマートマシンの目覚め」と、究極のエネルギー源を追った「核融合発電、再燃する開発競争」の2本です。

 最新の技術やビジネスモデルの詳細を解説するのが「Emerging Tech」「Emerging Biz」です。毎号、電子機器、デバイス(その1その2)、自動車エネルギーデジタルヘルスなどの分野の動向を網羅します。「日経Automotive」「日経デジタルヘルス」「日経BP半導体リサーチ」「日経BPクリーンテック研究所」といった当社の専門媒体・機関の力も結集しました。加えて速報記事「Hot News」も、以前の「NEレポート」と比べて内容とページ数を大幅に拡充していきます。

 将来を見通す羅針盤として新設したのが「Perspective」です。各界の研究開発をリードする先駆者の方々に、未来のビジョンと研究の現状を描いていただきます。故Mark Weiser氏が1991年に米Scientific American誌に寄稿した論文「The Computer for the 21st Century」は「ユビキタスコンピューティング」という言葉を生み、その後の情報機器の進化に多大な影響を及ぼしました。同様な反響をもたらす論文を掲載します。今号は、「脳全体の動作原理を解明へ、汎用人工知能への最短の道」です。「Innovator」では、その名の通り今まさにイノベーションを生みつつある人物を直撃します。今号はドワンゴ会長の川上量生氏が「人間は終わるんですよ、その中で生きていくしかない」と語りますPerspectiveと同一のテーマを追っており、あわせてお読み下さい。

 本誌は、今号から月刊での発行に移行しました。これと同期してWebサイト「日経テクノロジーオンライン」での情報発信を強化します。本誌の記事をWebで読めるだけでなく、Webならではのオリジナルの記事を順次増強していきます。詳しくはhttp://techon.jp/NE/をご覧ください。今号では、特集関連のWeb版特別企画「ゼロイチ、続ける、口出さない、かつてないものを生む3条件」をお届けします。「DMM.Make AKIBA」のキーパーソン二人に、スタートアップや大手電機企業のこれからを聞きました。Innovatorに掲載した川上氏のインタビューも、Webならではのロングバージョンでお届けしています。いずれも、紙の誌面には収まりきらない大ボリュームです。

 今後も「イノベーションの源泉」という標語に恥じない誌面づくりを心がけていきます。これからの本誌にご期待下さい。