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 東芝がグローバルで資金の効率化に取り組んでいる。日本経済新聞(2014年12月18日付朝刊)によれば、米州や中国など世界4カ所の地域総括会社にそれぞれCFO(最高財務責任者)を置き、地域ごとに資金の流れを管理するという。

 地域総括会社は半期に1度、地域の事業会社と「ファイナンシャル・レビュー・ミーティング(FRM)」と呼ぶ会議を開き、資金回収に関する課題の把握と改善を進める。地域ごとに集約した情報は本社の社内カンパニーも共有して、全社的に資金効率を高める(図1)。

図1●東芝の資金効率化の仕組み
日本経済新聞2014年12月18日付朝刊の図を基に修正

 背景にあるのは、競合他社との競争激化に伴い、資金の早期回収が課題になっていることだ。さらに、ブラジルやインドなど新興国での事業拡大に伴い、資金の回収期間が長期化するケースが増えていることも背景にある。

 資金管理において東芝が重視する管理指標は「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」だ。CCCは比較的新しい財務指標だけになじみが薄く、具体的に計算しようとすると戸惑う方が多いようだ。

 そこで、今回はまずCCCの計算に関する理論を少々丁寧に解説し、その上で実際のCCCを見てみることにしよう。

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