健康情報を収集・保存・分析するプラットフォームを構築
通信政策を担う未来創造科学部(省)もこの日、「ソフトウエア中心のヘルスケア産業育成方案」を公開し、75億ウォン(約8.2億円)を投資すると発表した。これは総額7052億ウォン(約780億円)規模のスマートシティ/スマートホーム/スマートグリッド計画につながるものである。
未来創造科学部は2015年上期中に「需要連携型デイリーヘルスケア実証団地」を造成し、IoT(internet of things)を活用したさまざまなアイデアを試せるようにする計画。2015~2017年の3年間運営し、3つのテーマに取り組む。「健康情報を収集・保存・分析するヘルスケアプラットフォーム構築」「中小企業の製品開発環境造成」「病院連携実証サービス提供」である。この実証団地を誘致しようと全国の自治体が動いているが、韓国メディアによれば最も有力なのは、過去に大規模な慢性疾患ヘルスケア実証実験を行った実績がある大邱市だという。
韓国政府はこの他にも、ヘルスケア関連のベンチャースタートアップ支援やアイデア公募など、医療とICTの融合を後押しする政策を毎週のように発表している。この分野では2015年もまた大きな変化がありそうだ。