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ひょんころビジネスとは…
新事業に計画は欠かせない。だが、計画通りに進む新事業など皆無。むしろ、ひょんなことから思わぬ方向に転がり、成長するものがほとんどではないか。そんなビジネスを「ひょんころビジネス」と名付けてみた。

 倉田浩伸氏は、かつてNGO(非政府組織)の一員として内戦後のカンボジアの復興に関わった。そこで産業育成の必要性を実感する。同氏が目を付けたのはコショウだ。コショウはカンボジアの伝統的な農作物で、内戦前は全世界に輸出するほどの品質を誇っていた。同氏は現地で「クラタペッパー」を創業し、自ら作ったコショウを日本で売ろうとした。

 しかし、倉田氏の狙いは外れた。安価なコショウが出回る日本では、カンボジア製の高価で高品質なコショウというコンセプトが全く理解されなかったのだ。

クラタペッパーのコショウ(写真:クラタペッパー)
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