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アクセス記事ランキング(1/27~2/16)
設計・生産
1 札束で頬をたたかれるも、サムスン電子の顧問就任要請を断る
2 実績ゼロでサムスン電子に挑み、毎日のように追い込まれる
3 “ものづくり”とビジネスモデルが乖離していたGoogle Glassの教訓 
4 【どうした?!日本メーカーの品質】 いまさらFMEAが人気のワケ
5 職場での不遇を妻に見抜かれ、とうとうマツダを辞める
6 「毎日が日曜日」の寂しさに耐え、念願の「トヨタ本」を出版する
7 粉塵爆発の迫力をリアルに体感
8 原価管理精度はBOM管理精度と表裏一体
9 【Part3】第1回 魔境の地、本田技術研究所
10 原因は乗り過ぎにあらず、ビッグサイトのエスカレーター逆走事故
11 第1回 異才を放つ日本のめっきを設計に生かせ
12 新幹線狙った高性能ブレーキディスクがスポーツカーへ
13 才能ある人材、ホントに生かしてますか?
14 機能美に打たれ、ロータリーエンジンの研究開発を志願
15 幾何公差の基本を理解する 
16 第3回 【複合めっき】ウイスカを抑制する新構造
17 第2回 【ナノめっき】既成概念を捨て新境地を開く
18 一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡
19 ひっそりと排ガス問題を解決、トヨタとの差に涙を流す
20 「品番」「図番」から多様な情報を素早くたぐれる設計管理ツール

 このところずっと、日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「設計・生産」のランキング1、2位を独占している大好評コラム「一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡」。いよいよ韓国Samsung Electronics社(サムスン電子)に舞台が移っています。著者の日野三十四氏がサムスン電子のコンサルティングを開始したのが2003年10月でした。

 ちなみに、当日経テクノロジーオンラインで2003年の1年間に掲載された記事のうち、文章中に「Samsung」を含むものは282本ありました。記事内容はほとんどが半導体で、それに液晶パネルがまざるといったところ。サムスンの強みがどこにあるか、日本にない強さをどう備えたのか、といった企業全体の視点の記事はまだ見られません。本数も多いようでいて、2014年1年間の428本に比べればまだ少なかった、という時代です。

 その時代、日野氏に声をかける日本企業がない中で、いち早くサムスン電子がコンサルティングを依頼します。顧問に就任してほしいとまで言ってきたとか。その後サムスン電子が「ものづくり」の中でも「もの」を磨き、世界のトップ企業の仲間入りを果たす上で、モジュラーデザインは重要な手段だったのではないでしょうか。その成果を目の当たりにしたためか、日本企業も同氏にコンサルティングを依頼するようになりました。

 日本の人物や技術が海外で先に評価されて、その後日本で価値を認められる。逆に言えば、ものや人を独自に見る力を日本企業はあまり持たず、世間で評判が確定したものしか評価しない。結構多く見られるパターンが、日野氏の場合にもあてはまったようです。

 テーマサイト「設計・生産」のランキング3、4位は極めて実務的内容の記事でした。3位は経営・ものづくり・ITアドバイザー(アーステミア 代表取締役)の森岡謙仁氏の新設コラム。「失敗を恐れ、挑戦を避ける企業体質」「短期的な収益を重視した経営」「決められない経営」「縦割り組織」といった、経営や企業文化における問題を打破する“ものづくりイノベーター”育成の提唱者です。4位はトラブルを未然に防ぐために使われるFMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)の指導を手掛ける國井技術士設計事務所所長の國井良昌氏へのインタビューでした。