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アクセス記事ランキング(1/28~2/17)
エネルギー
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2 脱3重苦を目指した、Liイオン2次電池登場前夜
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4 トヨタのクルマにフルSiC、MOSFETはトレンチ型
5 勝ち残ったLiCoO2とC、電池の特許回避に四苦八苦
6 国内初の750kW・1000Vパワコンで、日本一の日射を生かす浜名湖のメガソーラー
7 ソニーが沖縄で描くエネルギーの未来図
8 【第1部:全体動向】ついに全面自由化へ、終着点は“地産地消”
9 Liイオン2次電池の量産目前の落とし穴、安易な工程変更があだに
10 次世代分散型エネルギー、真の担い手は誰か
11 次世代二次電池における国際競争力、日本のポテンシャルを知財から探る
12 「A」格を取得した神奈川県最大のメガソーラー
13 【六ヶ所村】放射性物質トリチウムの生成、回収装置を開発、懸案の管理技術にも自信示す
14 中村氏設立のベンチャー、“三角の紫色LED”で日本市場を攻める
15 熱や音、光のエネルギーを、1つの素子で微小電力へ
16 仮想的な巨大蓄電池で地域の電力網を最適化
17 【東海村】まさに組み立て中のJT-60SA、設計は次世代水準で費用はITERの1/100
18 「紫外発光素子とパワー素子で革新をもたらす」、名大・天野氏が講演
19 雹が降り、目に見えない損傷を受けた太陽光パネル
20 振って、曲げて、押して発電---環境発電技術を一斉展示

 日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「エネルギー」の直近3週間(2015年1月28日~2月17日)のアクセスランキングでは、分散型エネルギーシステムに関するシンポジウムの記事が上位にランクインした。

 ランキング7位の「ソニーが沖縄で描くエネルギーの未来図」と、10位の「次世代分散型エネルギー、真の担い手は誰か」である。いずれも沖縄県恩納村で開催された「第2回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」の内容を報じたものだ。

 同シンポジウムでは、消費者が主役となる時代の電力システムの技術やビジネスモデルなどについて、国内外の有識者が議論した。現在の電力システムは、電力会社が一括して消費者に電力を供給するトップダウン型である。これが消費者主導の時代になると、ボトムアップ型に変わるとする。

 実現のカギを握るのが、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーや蓄電池、直流給電を組み合わせた分散型エネルギーシステムである。例えばソニーコンピューターサイエンス研究所は、分散電源を複数の住宅に設置し、住宅同士を自営線で結んで直流電力をやり取りする新しいタイプの家庭用エネルギーシステムを提案した。

 実際に、沖縄科学技術大学院大学の教員住宅19棟の間で、自律的に電力を融通する仕組みを構築済みだ。融通する最大の条件は、蓄電池の使用状況が容量の75%を超えたら他の住宅への融通を開始すること。このほか、各家庭の過去の使用パターンと、コミュニティ内に設置した気象監視システムからの情報を組み合わせて、電力融通の判断条件を算出している。

 今回沖縄を選んだ理由は、亜熱帯島しょ型の気候に対応できるかを確かめるためでもある。それを乗り越えることで、世界に散らばる離島や、電力供給が不安定な地域、さらには電力供給のないへき地でのビジネスの可能性が開けてくるとする。