イラスト:ニシハラダイタロウ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 水戸黄門とは、実在の水戸藩主であった徳川光圀公のことである。実際には諸国を漫遊したことはなかったらしいが、名君として知られ、これだけ庶民に慕われたお殿様も珍しい。現代において、それがTVの長寿番組になったのも、いつの時代にも黄門様は慕われていたからだろう。

 私は、このTVの水戸黄門を見て、いつも思うことがあった。黄門様のように開発ができたら、どんなに素晴らしいことだろう、そう思ったのである。

 だってそうではないか。お殿様なのに、確かに隠居した後かもしれないが、立派なお殿様であった人が、少数の家来を連れて諸国を回りながら、悪人を懲らしめて困った人を助けたのだ。

 旅先で出会った人の窮状、あるいは、どうも悪代官や悪徳商人が悪いことをしていると知るや、とびっきり腕の立つ武士である助さんや格さん、加えて、弥七やお銀(お絹)という忍者、今なら特殊警察のような凄腕の部下たちに命じて、あっという間にトラブルを片付けてしまうのである。

 何とカッコイイではないか。しかも相当のお歳であるはずなのに、何と若々しい立ち回りではないか。

 このようにカッコよく開発ができたらどんなに楽しいだろう、そう思ったのである。