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スタンフォード大学のHeck氏

 米Google社やドイツAudi社、米Tesla Motors社、日産自動車、ドイツDaimler社などなど。これらの企業の共通点は、自動運転車を実現する戦略を取っていることである。シリコンバレーの常識では、自動運転車を実現できる技術は比較的に短期間に熟成させられるとみていることだ。それより自動運転車の大きな問題点は、自動車に関わる従来の政策やビジネス環境をどうすれば対応させることができるかにある。2015年2月に米メンローパーク市で開催された次世代の自動車をテーマにしたイベントでは、自動運転車が普及した後の社会を考えている人々が登場し、そのビジョンについて語った。

 まず登壇したのが、スタンフォード大学 Consulting ProfessorのStefan Heck氏。同氏は、従来の米国における自動車を取り巻く交通環境の非効率な点を分析する研究について述べた。「自動運転車や電気自動車、加えて、インターネットに接続された自動車(コネクテッドカー)、さらに自動車をシェアする社会(カーシェア)を実現できれば、かなり効率的な環境を実現できる」(同氏)とする。

Heck氏の米国交通事情に関する研究
Heck氏の米国交通事情に関する研究
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 例えば、自動車を保有するより、自動車を必要とする時に自動車を提供してくれるサービスを呼べばいい。この場合、電気自動車であれば「顧客の旅程に応じて、提供する自動車の電池容量を決めることができる」(Heck氏)。さらに、自動車を常時駐車させる必要がなくなるので、「駐車場に採用されている土地は他の用途に利用できる」(同氏)とする。

コネクテッドカーや電気自動車、自動運転車、カーシェアが普及した際の社会環境
コネクテッドカーや電気自動車、自動運転車、カーシェアが普及した際の社会環境
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