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アクセス記事ランキング(2/18~3/10)
エネルギー
1 電池ビジネスに大きな危機、ソニーLiイオン2次電池工場が出火
2 次世代二次電池における国際競争力、日本のポテンシャルを知財から探る
3 集配車の車載電池を“継ぎ足し”充電
4 Liイオン2次電池の事故原因の多くは過充電
5 長期信頼性、メンテナンス性の向上を追求した栃木・壬生のメガソーラー
6 Liイオン電池開発の最前線、安全性と高容量の両立を目指す
7 林地を切り開き10万枚のパネルを並べた杵築市のメガソーラー
8 スマート化するパワコン、ハワイ州における太陽光発電の大量導入問題を解決
9 「ミライのフツー」の体験施設「とよたEcoful Town」が完成
10 太陽光パネルの設置角を年間に6回、人手で変える
11 太陽光発電と蓄電池の連携で目指す電力の“自産自消”
12 次年度買取価格、メガソーラーは29円・27円に2段階引き下げ、算定委員会で了承
13 東京ガス、楽天、ソフトバンク…電力市場、異業種争奪戦
14 【第1部:全体動向】“地上の太陽”にあと一歩、2020年代前半にも実用化か
15 台風に備える沖縄県最大のメガソーラー
16 パネル単位で発電量を監視、出力低下を早期発見
17 中国“LEDの都”で見た日本メーカーの生きる道
18 「再エネ比率は、21%に少なからず上乗せも」、名古屋大学・高村教授
19 九州電力が出力抑制の手順を公表、経産省・系統ワーキングで
20 東北電力、2万kWの大型蓄電池を稼働、太陽光・風力の導入拡大に道

 日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「エネルギー」の直近3週間(2015年2月18日~3月10日)のアクセスランキングでは、蓄電池関連の記事が上位にランクインした。

 蓄電池に注目が集まる理由の1つに、再生可能エネルギーの導入量の急増がある。再生可能エネルギーの導入量が増えるにつれて、出力変動や余剰電力による電力系統への影響が無視できなくなっているのだ。

 ランキング8位の「スマート化するパワコン、ハワイ州における太陽光発電の大量導入問題を解決」にあるように、ハワイ州では新たな太陽光発電システムを導入できない事態に追い込まれた。ハワイ州はパワーコンディショナーの高機能化で解決する道を選んだが、蓄電池の価格が下がれば出力変動や余剰電力を抑える有力な解決手段になる。

 蓄電池メーカーは、蓄電池の活用が進む将来を見据えて動き出している。2015年2月に東京で開催されたエネルギー関連の展示会では、京セラ(関連記事)やシャープ、パナソニック(関連記事)が、容量を増やした住宅用の蓄電池を相次いで展示した。

 各社の説明員は、「今後、再生可能エネルギーによる電力の買い取り価格が下がると同時に、電気料金が上昇することが予想される。そうなれば、売電するよりも蓄電して自ら使う方がトクになる時代がやってくる。その時に備えて、容量を増やした」とした。

 住宅用の小型の蓄電池だけでなく、大型の蓄電池の活用も検討されている。例えば、再生可能エネルギーだけで島内の電力を賄うことを目指した実証実験に取り組む来間島には、出力約380kWの太陽光発電システムと容量352kWhの Liイオン2次電池が設置してある。その効果として、年間を通じて電力需要の30%程度を、再生可能エネルギーだけで賄うことができた(関連記事)。

 実証実験の担当者によると、大型蓄電池の近くに住む住民から「騒音」に対する苦情があったという。稼働部分がない蓄電池に、「まさか騒音問題が浮上するとは予想していなかった」(担当者)。コンテナに収めた蓄電池やパワーコンディショナーなどを冷却する空調機や、パワーコンディショナーのスイッチングノイズなどが、苦情につながった可能性がある。今後、住宅地の近くに大型蓄電池を設置する場合に備えて、騒音に配慮した技術の開発も必要になりそうだ。