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 欧州で行われた3つのイベントを取材した。「embedded world 2015」(ドイツ ニュルンベルク、2015年2月24日~26日)「Mobile World Congress 2015」(スペイン・バルセロナ、2015年3月2日~5日)「DATE(Design, Automation and Test in Europe) 2015」(フランス・グルノーブル、2015年3月9日~13日)である。今回の出張は期間が長かったこともあり、複数の宿泊施設を利用した。

 インターネットのおかげで、宿泊施設を探す敷居はかなり下がった。宿泊施設の評価を投稿するサイトには世界中の旅行者がコメントを残している。地図へのリンクがありイベント会場との位置関係がすぐ分かる。その宿泊先のホームページを探すことも容易で、宿泊先の付帯設備などを確認できる。便利である。

 現地で宿泊施設を見つけるのに役立つのが「Googleマップのストリートビュー」である。駅の出入り口やバス停などから宿泊施設への道のりを事前に確かめられる。宿泊施設へ行くのに迷うことはあまりなくなった。自分が海外出張に行き始めたころには紙に印刷された地図しかなく、同じ場所を何度も通ってようやくたどり着くことは少なくなかった。

 一方でストリートビューは、観光旅行の楽しみをいくばくか奪ったような気がする。観光地や観光施設を予習してしまうからだ。宿泊施設同様に、迷わずにたどりつけることは有難い。しかし、観光施設を事前にストリートビューで巡ってしまうと、現地では確認作業をしているという思いから逃れられない。自分のように、建物を見ることが好きな者にとっては特にそうだ。また最近は、美術館や博物館は所蔵品をホームページで公開している。気になって事前に見てしまうと、確認作業感がやはり出てくる。