胸が熱ければよし!

イラスト:ニシハラダイタロウ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 つい最近、私は有名な柔道家と話す機会があった。その人は誰もが知っている、オリンピックで三つの金メダルを取った人である。

 小柄な体で、もう一回、オリンピックに出るためにトレーニングをしているそうだが、それこそイチロー選手と同じような年齢だ。だが、キラリと光る眼差しの奥に、並々ならぬ熱意と情熱を、その場にいた誰もが感じたに違いない。

 それはまさに、彼にとっては今がオリンピックに挑戦するお年頃ということだろう。連日、黙々と汗を流す彼の姿は、きっと最初のオリンピックにチャレンジした時と変わらないはずだ。

 さあ、これからは自分のお年頃をチェックするのはどうだろう。実年齢なんぞは忘れて、今、自分は何かにチャレンジしているだろうか。そして、そのことに対する熱意はどのくらいか。

 それは、胸に手を当てて考えればすぐわかる。胸が熱ければよし、そうでなければ止めればいい。悔やむことはない。それは、卒業したと思えばよいからだ。何かにチャレンジするときはお年頃。そして、これでよしと考えるなら、それは卒業なのである。

 人生は永い。卒業もあるし、新たな入学先も自分で選べばよいのである。

 ところで、私のお年頃はどうかって? う~ん、それはいい質問だ。でも、答えは難しい。

 私にはやりたいことが山ほどあって、お年頃どころか、歳がいくつあっても足りないのである。(笑)

開発の鉄人”ことシステム・インテグレーション 代表取締役の多喜義彦氏は、これまでに3000件の開発テーマの支援に携わり、現在も40社以上の技術顧問などを務めている(システム・インテグレーションの詳細はこちら)。「リアル開発会議」では、多喜氏を指南役に、オープンイノベーション型の新事業開発プロジェクトを開始する(詳細はこちら)。