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二つの入出国窓口を通過

 シンガポール市街のオフィス街の少し先。バンサン通り沿いの道路工事現場の脇に、古びた小屋が立っている。その周りには黄色のタクシーが数台。小屋の中には、赤地に白字でジョホール・ラーキン・タクシーステーションまで、一人当たり12S$、または1トリップあたり48S$と書いた看板がある。前者は乗客4人の相乗り、後者は貸し切りという意味だ。

図2 シンガポール側のタクシー乗り場
4人相乗りならたった12S$(約1000円)。ホテルで頼んだ料金は1万5000円(片道)だった。
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 その看板の内容を確認していると、係員が来て「ジョホールに行くなら、さあこれに乗れ」と、すぐ脇のタクシーに筆者を押し込んだ。車両はかなり古いマレーシア製「プロトン」の4ドアセダン。運転手のほか、助手席には中国系の女性客、後席はインド系の男二人と筆者。中央の男性の身体が大きいので、筆者はドアに押し付けられた状態で出発。

 最初の15分間程は一般道路を走り、途中から高速道路で北上。時間は平日の11時30分だが渋滞はなく、比較的スムーズに流れていた。そして国境の橋の手前で、まずはシンガポール側の入出国窓口で出国の手続き。運転手が乗客全員のパスポートを受け取り、ドライブスルー方式で窓口に出す。それから橋を渡ると、今後はマレーシア側で入国手続き。ここでは書類の提出はなかった。

図3 双方の入出国窓口を2回通過
自家用車やタクシーは車内に乗ったままで入出国手続きが行えるが、朝晩は渋滞する。
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