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 日経テクノロジーオンラインの電子デバイス系サイト、すなわち、「半導体デバイス」「半導体製造」「EDA・ソフトウエア」「アナログ」「電子部品」「デバイス」というテーマサイトで公開した全記事のうち、2015年3月16日~4月13日にアクセス数が多かった上位20の記事を下表にまとめた。

アクセス記事ランキング(3/16~4/13)
デバイス
1 日本のノーベル賞報道はおかしい、中村氏が6000人の前で異議
2 彗星のごとく登場したXiaomi、中身は一流だがオリジナリティに課題
3 【東芝はなぜ勝ち組になれたのか】勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
4 中国パネル工場の建設ラッシュとサプライチェーン
5 東芝がついに3次元NANDをサンプル出荷、年内量産
6 【SCR大喜利まとめ】東芝のメモリー事業は、なぜ生き残りなぜ好調なのか
7 8ビットPC全盛期へ、海外ではビジネス用途も
8 DRAM業界は“大人”になった
9 8ビットPC百花繚乱の中、16ビットPCが誕生
10 “究極”と評されたが、登場が遅すぎたMC6809
11 勃興するUSB Type-C、さらばサンダーボルト
12 【東芝はなぜ勝ち組になれたのか】長年、競合の技術者・経営者として東芝に対峙した視点から
13 IntelがAltera買収で交渉中、米紙報道
14 「レーザー照明時代は目前」、中村氏が緊急寄稿
15 半導体の新たな進化軸に、ふさわしい名前がほしい
16 中国が期待する「新型ディスプレー」
17 勝負に出たMicronとIntel、384Gビットの3次元NANDを年内量産
18 【第1部:ムーアの法則、黄昏の時】微細化はもう限界、価値創造の手腕で勝負
19 Gordon Moore、かく語りき
20 スマホ用パネル、高精細LTPSも中国生産へ

 1位になったのは、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏の講演を紹介した記事である。前回の記事ランキングで上位記事リストを賑わせたことは記憶に新しいが、今回も首位になった。中村修二劇場、三度(みたび)といったところである。

 2位は、中国Xiaomi社のハイエンドスマホ「Xiaomi Mi 4」を分解・解析した記事である。この記事は2015年1月5日にオンエアし、2月13に掲載した記事ランキングでも2位になっている。長寿記事と言えよう。

 このように1位、2位は、ある意味、常連の記事だが、今回のランキングで目を見張るのは、東芝のNANDフラッシュメモリーを取り上げた記事がランキングの上位に複数入ったことである。2014年通年の半導体の世界売上高は、2年連続して過去最高を記録した(日経テクノロジーオンライン関連記事)。残念ながら、多くの国内半導体メーカーはその波に乗れていない。そんな国内半導体メーカーの唯一の勝ち組が、東芝のNANDフラッシュメモリーと言える。読者の関心が高いのもうなずける。

 例えば、今回のランキングの3位には、「【東芝はなぜ勝ち組になれたのか】勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というタイトルの記事だった。服部コンサルティング インターナショナル 代表の服部毅氏が、好調の理由を分析した。同氏は「DRAM撤退時に新たな飯のタネのNAND型フラッシュメモリーがたまたま社内にあり、そこに過去の成功体験がフィットし、幸運にもタイミング良くそれを大量消費する商品が登場したから」などと述べている。

 ランキングの5位になったのは、「東芝が3次元NANDフラッシュメモリー「BiCS(Bit-Cost Scalable)」の製品化に乗り出した」ことを報じた記事である。エンタープライズSSDなどのハイエンド用途向けに、2015年3月26日にサンプル出荷を開始した。同年夏~年末に少量量産を始め、2016年上期から本格的に量産する。サンプル出荷を始めたのは、メモリーセルを48段積層した128Gビット品。2ビット/セル(MLC:multi-level cell)の多値化技術を導入した。

 128Gビットというメモリー容量は、現行の平面構造のNANDフラッシュメモリーの最大容量に相当。チップ面積は同じメモリー容量の平面NANDに比べて小さくできる。性能も高い。シーケンシャル書き込み速度は80Mバイト/秒で、同読み出し速度は533Mバイト/秒。書き込み速度は、平面NAND(40M~50Mバイト/秒)の2倍に迫る。

 このほか、6位には「【SCR大喜利まとめ】東芝のメモリー事業は、なぜ生き残りなぜ好調なのか」という記事が、12位には「【東芝はなぜ勝ち組になれたのか】長年、競合の技術者・経営者として東芝に対峙した視点から」というタイトルの記事が選ばれた。12位の記事で慶應義塾大学 特任教授の田口 眞男氏は、東芝のNANDフラッシュメモリーが勝ち組になった理由を「東芝では半導体事業を悪者にしなかった。いつもコア事業だったから」としている。