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 Netezzaは、アーカイブデータに対してアドホック分析を行うための、いわゆる「DWH(データウエアハウス)」アプライアンスである。前述のマイクロアドで開発部門を統括するシステム開発部 部長の佐藤由紀氏も、FPGAを知ったのはこのNetezzaの利用がキッカケだったという。

 今回、日本ラッドと提携した電通大の吉永氏の研究グループが持つ技術も、このNetezzaと比較的似ている。

 吉永氏のグループが持つFPGAによる高速化技術は主に2種類ある。1つはDWHにおけるOLAP(online analytical processing)の高速化、もう一つはCEP(複合イベント処理)などリアルタイムのストリーミング処理の高速化である。Netezzaに似ているというのは前者の方だ。

 電通大の技術もNetezzaもいずれも、CPUとストレージの間にFPGAを配置し、ストレージから読み出したデータをFPGAで高速に前処理し、CPUにはFPGAで前処理済みのデータを送るという構成を採っている。この点は共通だ。

 吉永氏らは、Netezzaにはない高速化技術を実装している。それがFPGA間の直接接続である。1個のFPGAで収まりきらない処理を、複数のFPGA間のパイプライン接続で処理できるようにした。

 CPUを介在させる必要のあるサーバー間のEthernet接続とは別に、FPGA同士を直接接続するインターフェースを用意したのである。米Microsoft社が2015年後半に自社データセンター向けに本番導入する予定のFPGAシステム「Catapult」(関連記事)と、この点では似た構成といえる。